更なる改良系
事例8
0Zの水温について
約1時間走行した時に撮影ダッシュボードのオリジナル水温計指示 普通です。
その時のラジエター温度と3番目のキャブレターの周辺温度表示1時間走行したのにラジエター温度はたった7度とキャブレター周辺温度も10度代でした。
これはオリジナルの出口制御式サーモスタットから弊社オリジナルの入口制御サーモスタットに変更した結果です。
旧車のサーモスタットの位置は脱着しやすいラジエターアッパーホースのエンジン側に有ります。
ここだとエンジン内部水温がサーモスタット開弁温度に達すると全開になり約80度の冷却水がラジエターに行きます。
当然のことラジエターから冷たい冷却水がエンジン内部に入りサーモスタットは閉じます。
それでは手遅れです。
エンジン内部は熱さでピストン等が膨張しているのにいきなり冷やされてしまいます。
弊社ではこの問題に着目 入口制御サーモスタットにしました。
エンジン内部の水温がサーモスタット開弁温度になるとサーモスタットは開きますが冷たい冷却水が入った途端サーモスタットは閉じます。
このことでエンジン内部の水温は一定になりエンジンの長寿命となり燃費が良くなります。
勿論ヒーター効き始めは早目になります。
事例7
1978年式ジャガーXJ-6シリーズⅡ(弊社実験車輌)の更なる改良。
ATミッションの換装になります。純正はボルグワーナー3速AT。現代の進化した自動変速機からみればかなり効率の良くない代物です。それをGM製4速ミッションに変更しました。
ドライブプレートにスターターにシフトストロークに、AT格納スペース、マウント問題、スピードメーターのこと等、難題だらけ。
さて弊社実験車輌、どのような乗り味になるのでしょうか?
まずは、GMの適当なミッション探しからです。適当とは申しましてもなんでもいいって訳ではなく、ここも難しいですし、国内で適当なものもゴロゴロしているわけではありませんでした。
今回は協力業者のストックが有り、なんとか確保。オーバーホールはせずにこのまま使用します。